見通し

このコロナ災禍において安倍政権のよくも悪くもコンサル的特質が実は大したものではなかったと言うことが露呈している。先行的な見通しそれに対して多層的なスケジュールを作り資金を配置すると言うコンサル的な最大の特質を持っていないことがわかったからである。
1番大きな苦渋の論点は、経済活動を低下させることと人命を1人でも救うと言う可能性のもとに社会的な活動を停止させることのバランスである。さらに言えば、経済活動を低下させることと人命を1人でも救うと言う可能性のもとに社会的な活動を停止させることのバランスである。さらに言えば、停止させるための補償とその財源の工面をどう考えるかと言う点で全く決定が遅れているわけである。この枠組みをまず発想できない点が哲学の貧困である。結論から言えば、財源は、今回の状況で売り上げが伸びた企業からある程度の売り上げを超えた分を後々税として回収すると言うことである。論理は、今回の事態によってその他の企業が倒産してしまった場合儲けを得た企業自体も今後の存続が難しくなるであろうと言う、企業の相互依存性を主張するわけである。また、倒産しそうな企業に対しては、あたかもふるさと納税のようにあるいはネットファンドのように余裕のある個人が先買い予約のチケットを買うように現時点でキャッシュを与える制度を奨励保管するべきである。生存の難しいものには、まずは無利子の生存保証金をつまり生活費を3か月分あたえ、企業に対しては融資を緩め、その他必要な補償を考えていく。当面は国債を発行し、課税の特別変更によってコロナ収束後に公平調整していけばよいのである。
まずはそのように大組みを決め腹を決めて後は医療状況において何が必要なのか先々の事まで含めてスケジュール化し各省庁と業界団体の連絡を密にすることによって必要なものを生産協力させ、余力となっている人力を再配置していくのである。
このような危機においてそうしたクールなこと合理的なことができるかできないかである。それこそ、まずは大きな視野と人間祭の賢さを持った思想で配置の大組を決める政治の力と決まった枠組みにおいてクレバーさにより無駄なき合理性で計画立案遂行する頭業である。